たった1日で悩みを払拭!引きこもりの原因は親や病気のせいではない

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引きこもっている本人に「仕事をしなさい」「学校へいきなさい」と言うのは間違ったやり方です。

引きこもっている本人は「不安だから、外に出られない」のではなく、実は「外に出たくないから、不安という感情を作り出している」のです。

これは「目的論」というもので、アドラー心理学の内容です。

「目的論」を理解すれば、引きこもりで悩む人も、引きこもりのお子さんを持つ親御さんも、たった1日でその悩みを払拭させ、適切な考えと行動に変えることができるでしょう。

子どもが引きこもっている原因は親である自分にあるという間違い

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子どもが引きこもっている「原因」が親である自分にあるのではないかと悩んでいる方へ、アドラー心理学の「目的論」という考え方をお伝えしたいと思います。

例えばあなたが過去、子どもに虐待を行ったことが原因で引きこもってしまっていると考えているとします。こうしたトラウマがその子どもに影響を与えることは少なからずあるでしょうが、それ自体が引きこもりの「原因」ではありません。

「過去」に、トラウマなり何なりの「原因」となる出来事があり、「現在」が、「過去」の出来事によって規定されることをアドラー心理学では「原因論」と呼びます。

「原因」があるから、「現在」がこうだと思ってしまいがちですが、実は「親に虐待を受けたから、自分は引きこもりになってしまった」のではなく、本当は「外に出たくない」という目的があるから「引きこもっている」のです。

これをアドラー心理学では、「目的論」と呼びます。

私はこの「目的論」を知った時に衝撃を受けました。

「なんで?」ではなく「どうしたら〜できるか?」と考える

子どもが引きこもってしまった時に親として原因を突き止めることも大事だと思います。

ですが、「なんであの子は引きこもっているのだろう?」と原因だけを探していても意味がありません。それは先に述べた原因論に他ならず、目的論に沿って考えるようにし「どうしたらあの子が外へ出るようになるだろう?」と答えを探すことのほうが大事なのです。

頭ごなしに「学校へ行きなさい」「仕事しなさい」などと言うことに進展は望めず、むしろ逆効果だと言えるでしょう。

その理由は「外へ出たくない」を目的とし、選択しているのは本人なのですから。

本人の課題、親の課題

「引きこもっている自分をなんとかしたい」と本人が少しでも考えているのであれば、これは本人の課題であり、親の課題ではありません。

その課題について「〜しなさい」とする行為は介入に他ならないのです。

本人の課題は本人の課題と捉え理解し、 自分(親)の課題とは分離して考えましょう。こうした考えをアドラー心理学では「課題の分離」と呼びます。

見殺しにするわけにはいかない。どうすればよいのか?

本人の問題だから親は子どもを見殺しにすれば良いのか?というとそれも違います。親は子どもの考えを尊重し、理解した上で、手を差し伸べてあげる。すなわち援助してあげることが必要だと言えるでしょう。

無理に相手を変えることはできません。介入すればより関係が悪くなる可能性が高いです。

相手を帰るのではなく、自分を帰る。自分が変われば、相手も変わらざるを得なくなることが多いです。

引きこもっていても実は居場所を見つけているかもしれない

大人子ども問わず、引きこもりありがちなのが部屋でパソコンやスマートフォンばかりやることが挙げられますが、実はネット上の仮想空間ではなにかしらのコミュニティに属し、そこで仲間と過ごしているケースもあります。

これは私の個人的な考えですが、部屋に引きこもっていてもネットの世界という仮想空間の中で仲間とコミュニケーションと取り、同じ時間を共有することは悪いことではないと考えています。

それはゲームを通じたコミュニティかもしれませんし、ソーシャルメディアを通じたコミュニティかもしれません。ネット上で仲良くなった仲間とリアルで会うなんてことは現代では普通ですので、それを一概に引きこもっているからと親が悩む必要性がないこともあるかもしれません。

自分が引きこもっている原因を親のせいにする間違い

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あなたが引きこもっている原因が親にあると考えるのであれば、それはアドラー心理学では間違いだと明確に否定しています。

例えば外に出るのが不安で引きこもっている男性が居たとします。そしてその原因は小さい頃、親に虐待を受けたことがトラウマとなり、そのことが原因だと考える。

ですが、もしその理論が正しいのであれば、小さな頃に虐待を受けた全ての人が引きこもっていないとつじつまが合いません。

引きこもっていれば親が心配してくれると思っていませんか?

自室に引きこもることで親から心配され、親の注目を一身に集めることができます。それは腫れ物に触れるかのように丁重に扱ってくれる。

自分を特別な存在で扱ってくれるのです。

ですが一歩外へ出てしまうと、誰からも注目されない「その他大勢」になってしまう。

引きこもっている人によくある話です。

もしもあなたがこうした考えであるのであれば、引きこもりの原因は親ではありません。

「不安だから、外に出られない」のではなく、「外に出たくないから、不安という感情を作り出している」のです。

つまり、「外に出ない」という目的が先にあって、その目的を達成する手段として、不安や恐怖といった感情を作り出している。

アドラー心理学では、これを「目的論」と呼びます。

事実を受け止め自分を変える

「目的論」の話を聞いて痛い所を通ったな・・と思うのであれば、少しづつでも考えと行動を変えてみてください。

私はこの「目的論」には衝撃を受け、痛い所を通りました。

私自身「こんな自分は親のせいだ」と原因論で生きてきた部分がありましたが、実はそうではなかった。。実際はダメな自分を受け入れられず親のせいにしていただけなんです。

こんな考えでは人間として成長できませんし、幸福になんてなれないと考えたのです。

事実を受け止め、その上で少しずつ自分を変えていく努力をする。その積み重ねこそが自分に嘘をつかずに、自分の時間を生きられることに他ならないと思うのです。

自分が引きこもっている原因を病気のせいにする間違い

処方箋

私自身を例に挙げて「原因論」と「目的論」について考えてみます。

私は2008年に独立し、会社を起こしました。1年目はとにかく前に進むために必死で頑張ってきましたが、問題が起こったのは法人化して2年目です。

ある日気が乗らない集まりに参加するために車を走らせていたのですが、運転中に心臓が締め付けられるように痛くなり、手足は痺れ、おまけに頭痛と吐き気。緊急で車を停め、その場で数分間気を失ってしまったのです。

はじめは心臓の病気かな?などと思っていましたが、親や周囲の人から「パニック障害では?」と言われ、私はメンタルクリニックへ。そこで診断されたのはやはりパニック障害でした。

このことがあってから私は仕事することが困難となり、家に引きこもる毎日。たまに自然の空気を吸うために外へは出て行きましたが、人に会う、遊びに行くことが不安で行動できなかったのです。

こうした過去をいまになって分析してみると、「仕事上であの人と会いたくない」「独立し全ての責任が自分にあるというプレッシャーに耐えられない」と、仕事をしないことを目的にしていたのだと思います。

仕事をしないことを目的にし、不安という感情を作り出し、そしてそれが原因でパニック障害になってしまった。

この嫌われない勇気を読み、アドラー心理学の「原因論」と「目的論」について理解したことで、過去の自分を冷静に分析することができましたし、これからの考えと行動をすごく楽にしてくれるものでした。

ちなみにパニック障害が完治するまでは数年かかりましたが、仕事への復帰は1年程度でできました。1年間はゆっくり休み、自己分析を行い、今後の行動を自分自身で決め、自分の道を選んだのです。

さいごに

今回の内容は、書籍「嫌われる勇気」の第1章「原因論と目的論について」の中(24ページ〜32ページ目)の内容について私なりの経験や意見を付加して記事にしました。

本記事では答え自体を教えるものではありません。アドラー心理学の目的論を理解することで、いままでと違う考えと行動を行っていただき、自分自身で答えを見つけ問題を解決し、自分自身で最適な道を選択し、前に進んでいただきたいと思っています。

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